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「七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) 」を読んで

最近、「Kindle Unlimited」を始めました。

Kindle Unlimitedは、Amazonが提供する電子書籍読み放題サービスです。月額980円で、200万冊以上の本が読める。読みたい本がない、漫画は、1巻だけが、読み放題、2巻からは、有料になるなどといった、デメリットも聞きます。広く、浅く、ジャンルにとらわれずに本を読む私は、とても良いサービスかと思います。

Kindleで、「七十歳死亡法案可決」という本を読み、老後問題について考えさせられました。

七十歳死亡法案とは

七十歳死亡法案が可決された。これにより日本国籍を有する者は誰しも七十歳の誕生日から 30 日以内に死ななければならなくなった。例外は皇族だけである。尚、政府は安楽死の方法を数種類用意する方針で、対象者がその中から自由に選べるように配慮する。

七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)より

この現代版の姥捨山法案なのです。この法案は、2年後に施行されるのですが、施行後は、約2,800万人の70歳以上の人々がいなくなるのです。

そんな時代を想像してみましょう。

老後資金問題

今、60歳で定年、65歳まで再雇用で仕事を続け、70歳で人生がおわり。老後は、5年間ということになります。老後資金2,000万円問題のとき、年金不足分は、5万円ぐらいだったと記憶しています。

例えば、余裕をみて、月あたり10万円不足すると仮定して、5年間の不足分は、5万円✖️12ヶ月✖️5年間=300万円となります。老後資金は、300万円用意しておけばいいことになります。退職金でカバーできる範囲となります。老後資金問題は、解決となります。

年金問題

70歳までしか生きないとなれば、年金の支出も、大幅に削減される。平均寿命が、80歳前後と仮定すれば、65歳から80歳までの年金支給期間15年が、5年に短縮されて、国も年金支出も、3分の1になる。年金財源も解決する。

国民年金の損益分岐点は、75歳と言われている。国民は、年金を払い損ということになるのか。まあ、もし、70歳で人生が終わりならば、年金の掛け金も変わることでしょう。

介護問題

要介護者の発生率は、40~64歳では0.4%、65~69歳では2.9%ですが、加齢とともに急速に高まり、80~84歳では27.0%、85歳以上では59.3%となっています。

生命保険文化センターHpより

老老介護、介護職員不足などなど、介護問題も一気に解決する。介護保険も不要になるかもしれない。なぜならば、70歳以下の要介護発生率が2.9%と低くなっているためだ。要介護になる前に、あの世に旅立つというわけか。

医療費

2017年度の「75歳以上」の1人当たり概算医療費は94万2000円。前年度は93万円だったので、1万2000円上昇した。ちなみに75歳未満の医療費は22万1000円である。

高齢者ほど多額の医療費を使っている構図が鮮明だ。医療費の6割に当たる25兆円は65歳以上の退職世代が使い、子どもは6%。現役世代が使っている医療費は全体の3分の1に相当する14兆円あまりにすぎない。

PRESIDENT OnlineHPより

75歳以上の医療費は、それ75歳以下の4倍以上かかっている。医療費の6割が65歳以上が使っているということは、70歳以上の方々がいなくなれば、国の医療費負担も低減されるだろう。

人生70年で楽しいか

人間の寿命が急に伸びたことで、社会システムが間に合っていないことが、老後問題の原因だろう。社会システムに人間の寿命を合わせるのは、正しくないだろうか。人生70年、定年後5年の老後生活、楽しいか、短すぎないか。

このような法案は、現実世界では、成立することはないが、逆に、国が破産して、年金や社会保険がなくなる可能性はある。そうならないためには、我々が、知恵を出していかなければならないだろう。

人生70年と人生100年だが、お金もなく、病院にもかかれない人生どちらをあなたは、選択するだろうか。

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